いつも監修情報しか載せていないので、たまには違うことも書いてみようと思います。

今回は『敬礼』についてです。

敬礼といっても、実際はその時の状況に応じて様々な種類があります。

室内か屋外か、脱帽か着帽か、個人か部隊か
などすべての状況においてすべき敬礼は決まっています。
これは30条以上からなる規則で細かく定められています。

一見複雑だと思われるかもしれませんが、警察官はこれらの敬礼を間違えることはありません。
みな警察学校時代に上官、先輩方から懇切丁寧(!?)に指導され、体に染みついているからです。

おそらく大多数のイメージとしての敬礼は右手を挙げて行う『挙手の敬礼』でしょう。
しかしこれは着帽時のみ行うのであって、それ以外は体の上部を傾ける敬礼となります。
よくドラマにある私服警察官が挙手の敬礼をしているのはまったくの嘘となるわけです。
着帽していない人は挙手の敬礼をしないのですから。
おそらく現職の方たちは非常に違和感を感じているでしょう。全国に約25万人いる警察官が違和感を感じる・・・おそらく自衛官も敬礼に関してはほぼ同じ礼式でしょうし、退職した方も含めると・・・

しかし、挙手の敬礼は様になりますし、見栄えもするので仕方がないのでしょう。頭下げたら顔が映りませんでしょうしね。

敬礼の本来の趣旨は
『至誠の念をもつて行うべきであつて、粗略に流れ又は形式に堕してはならない。』
とあり、
誠実に、心を込めて行い、適当にやったり、形に流れてはならないということです。
そういった思いだけでも現場できちんと伝えられればなと思っています。

警察監修:古谷謙一